ONE's ENGLISH DOJO

夢や目標を達成するチカラを鍛える道場

Θ一般入試直前まで英語の点数を上げるための過去問の使い方

 

たるお です。こんにちは!

 

最近寒い日が続いていますが、あなたは体調をくずしてませんか? 

 

毎年たくさんの人が悩む疑問なんですが、「入試ぎりぎりまで英語を伸ばすために、どうやって英語を勉強していけば良いんだろう?」これって結構悩みどころなんですよね!

 

時期も時期ですし、一般入試に向けて過去問などで志望校対策をしてる人も多いです。ただですね、じつは過去問を解くこと自体では英語はほとんど上がらないんです。

 

Θ赤本などの過去問は使い方に注意しないと単なる紙クズ - ONE's ENGLISH DOJO

 

受験での英語の力を伸ばすには、

 

  • 英単熟語
  • 英文法
  • 長文読解

 

の3つの力を鍛える必要があります。

 

「そんなこと知ってるよ!」と思った通り、だいたい誰でも知っている事ですが、この中で上がりづらいのが長文読解ですよね。これは毎年ほとんどの人が体感するわけで、いくら単熟語、英文法を覚えても、読解力だけはすぐに結果が出ないんですよね(>_<)

 

「じゃあ一体どうすりゃいいんだよ!!」というのが今回の話です。

 

▼目次

 

 

1. 英語の長文読解の点数は、問題を解いた数では上がらないんです

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最近はいろんな『英語長文読解法』が参考書として本屋に並んでますよね♪ すごく分かりやすい参考書も多いですし、独学でも習得できるようになってきました。ただですね、読み方を教わるだけでなく、そのまえに長文の勉強法をしっかりと理解し、実践する必要があるんです。

 

よく聞く声としてあるのが、「長文って数をこなせば、だんだん感覚でできるようになるでしょ!?」「長文を毎日解いてるのに成績が上がらねぇ、なぜだ?!」など、「とにかく数をこなせばいいんじゃね?!?!」という考え方です。

 

もしも読んだ長文の数で成績が決まるなら、浪人生が最強ということになります。ですが、浪人生の中でも成功するのは上位のほんのひと握りという現実があります。じっさい、多くの浪人生は、長文が得意にならないまま2度目の受験を迎えているんですよ。

 

とはいえ数が大切なのは事実で、ポイントはやり方にあるんです。数をこなしているのに上達しない場合、以下の2つに当てはまる可能性があります。

 

 

×長文は一回解いたら終わり

 

長文の数をこなしてはいるけど、一度解いて丸付けをして、解説を軽く読んで終わり。「あんま点数よくないなぁ。とにかく数やらなきゃ!次だ次!」という方法です。

  

×書き込んだ長文で復習する

 

授業の板書を書き込んでいたり、分からない単語の下に意味を書くなどしますよね? あなたが学んだことをメモした長文を、復習のときに使って読んでいくという方法です。こういう人がメチャメチャ多いんだなぁ。

 

この2つのパターンには欠点があります。

 

長文は一回解いたら終わりというパターンの欠点

 

読んだ英文の数はめちゃめちゃ多いのに、ほとんどの自分のものになりません。長文に出てきた単熟語、文法、構文など、その場で覚えるべきことを覚えないままにしてしまうからです。

 

ちなみにですが、単熟語は単語帳で覚えるものよりも、長文中で身につけたものの方が、記憶への定着率もいいんです。

 

書き込んだ長文で復習するというパターンの欠点

 

すでに長文に解説が書いてあるということは、復習するときに自分の力ではなく助けがある状態で長文を読んでいるということです。メモがある状態で長文を読めば、それは自力で読んでいるとは言えないんですよ。

 

この時とくに問題になるのが、 "覚えてる気になってしまう"ということです。本番では自分一人の力で長文読解できるか、正しく解けるのかが試されます。だからこそ自分の力で読めるように普段から特訓するの必要があるんです。

 

「だからどうしたらいいんだよ!早く言えよ!」という声が聞こえてきそうなので早速すすんでいきます♪

 

2. 重要なのは復習するときなんです

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手順としては、

 

① 自力で長文を解く  
② 和訳や解答を見ながら復習
③ 書き込んでいない長文で再挑戦

 

 

a. 自力で長文を解く

 

まずは制限時間内に全力で問題を解きましょう。もしも制限時間内で終わらなかったら、時間を延長して解くようにしましょう。その際に、どう時間配分をすれば正解を多く解答できるかをこだわり、それを検証していきます。こういう視点を持つのが大切なんだなぁ。

 

そして長文を解いた直後に、わからなかったところや、自信のなかった設問に印をつけていきましょう。印によって復習が必要な部分をハッキリさせることができます。

 

 

b. 和訳や解答を見ながら復習

 

長文を解いたらそこに出てくる単語、熟語、文法、構文、内容、全て覚えるようにしましょう。その時「どうしても書き込みたいんです!」という人は、書き込む用のコピーを準備しておきましょう♪

 

ここでは何よりも"解いた長文を完璧に理解すること"が、とっても重要になります。もちろん解いた長文には何度も取り組むわけですが、それでも「何回もやるし今回は、、、」と手を抜かずに、一回一回を丁寧にやることが大切です。

 

 

c. 書き込んでいない長文で、もう一度解いてみる

 

一度解いた長文に再挑戦する目的は、設問へのアプローチを確認するためというのが大きな理由です。

 

抽象から具体への流れ、パラグラフごとの因果関係、対比の表現など、長文の中に存在している関係性を一人で見抜けるか、答え以外の選択肢がなぜ間違いなのか。全てを自分の力で説明できるかを確認しながら解いていきます。

 

ちなみに、繰り返し解くのは第1志望の学校の過去問、余裕があれば第2志望の学校の過去問までで十分ですよ♪

 

以上が出来るようになったら、今度は手に入れた力を持って別の年度の問題へ進み、再度aからcの順番に取り組んでいくといいです。加えて、過去問は年度の新しいものから解いていきましょう。

 

「受験する学部の過去問は全部かんぺきに解いちゃったよ〜」という人は、同じ学部で別の学校のレベル高い過去問を解けばオッケーです。出題傾向には注意が必要ですけどね♪

 

で・す・が!!その心配はあまり必要ないんじゃないかと思います。

 

"ほとんどの受験生は過去問を消化しきれてない"からです。今言った消化っていうのは、解いてまるつけ、点数を出しておわりではありません。最も効率的な解き方を考え、設問ごとの時間配分がきまり、全ての問題で「"なぜ"答えになるのか」を人に説明できるレベルまで復習しているということです。

 

ここまでやれば過去問で成績を伸ばせるわけです。まるつけしてだけ終わるのか、それとも復習まできちんとして過去問で成績を伸ばすのか、すべてあなた次第ということですよ♪

 

ではでは!