Θ英語玄人の技!テストには出ないけど知ってるとカッコイイ進行形の話
たるお です。こんにちは!
ぼく、幼いときに妹と喧嘩ばかりしてたんですよ。言い合い、殴り合い、噛みつき合い。数々の死闘が繰り広げられました。ちなみに原因は、冷蔵庫にあったキュウリを食べたか食べてないかです。食べてる現場なんか見られたら突然なぐられます。怖い怖い(笑)
なーんて、昔のことを思い出してたわけですが、僕はよく自分の過去のエピソードや体験を英語で言えるように練習していました。ネイティブと話すときは自分の話もできた方が会話も広がってたのしいからです。
というわけで、今日は2つ例文を作っていこうと思います。日頃から英文法を勉強されている方は多いんですが、文法問題の対策として学んでる方が多いんだよなぁ。否定はしませんが、使うために英文法を学ぶのも楽しいですよ♪
- 僕らはいつも、つまらぬことで互いに喧嘩ばかりしている。
- キュウリを食べていたら、急に妹に肩をなぐられた。
さっそく上の2つを英訳していきましょ!
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▼目次
1. 僕らはいつも、つまらぬことで互いにに喧嘩ばかりしている。
1,1. 〜ばかりしてるの時制は何か
まずは「喧嘩ばかりしている」というときの時制をどうするかです。現在形を使うのか、それとも現在進行形を使うのか。ここで悩む人がすんごく多いんだよなぁ。
どっちでもいいのに。
あ、ホントどっちでもいいんですよ。ただしニュアンスは変わってくるので、下の記事で紹介したボブの2文をもう一度見てみましょう♪
Θ違いはなんだ?「考えている」は現在形か、現在進行形か!進行形の持つ4つの意味とは - ONE's ENGLISH DOJO
Bob usually complains. (客観的)
「ボブは普段から愚痴が多い。」
Bob is always complaining. (感情的)
「ボブは文句ばかり言っている。」
現在形を使った場合は、ボブという人物の不変の性格を"客観的"に言っているニュアンスになるのに対して、進行形を使う場合は-ingの"動く"というニュアンスから"感情的"な表現になるんです。そしてalwaysと一緒に使うと"批判的"な意味になることが多いです。
be動詞+always+doing 〜.
四六時中〜ばかりしている。
「僕らはいつも、つまらぬことで互いに喧嘩ばかりしている。」ことに対して客観的に判断しているなら現在形、批判的に言っているなら進行形を使うと伝わります。また、do nothing but do 〜「〜ばかりしている」という熟語を使ってもオッケーです♪
1,2. "つまらぬこと"や"喧嘩する"は英語で何というか
「つまらぬこと」の表現方法はたくさんあって、
small things / little things → 小さなこと
unimportant things → どうでもいいこと
silly things → 愚かなこと
nothing → なんでもないこと
nonsense → バカげたこと
trivial things → 些細なこと
「喧嘩する」というときには殴り合いと口論の両方が考えられます。僕らの場合は殴り合いになっていましたが、みなさんの喧嘩は口論の方が多いですよね? なので今回は口論メインで解説します。
fightは「格闘する」ときに使うと考えがちですが、「口論」にも使うことができます。口論を表すものは他に、quarrel「口論する」(これが一般的です)やargue「言い争う」を使います。ちなみに使い方は、
quarrel(動詞) with 人 about 物事
1,3. 「互いに」each otherは副詞じゃないよ
よく間違えがちなのが「互いに」を表すeach otherです。日本語では「互いに」を副詞的に使うので、quarrel each otherと書く人が多いのですが、これは間違いなんです。each otherは"代名詞"なんですよ。quarrel with each otherのようにwithが必要です!
each otherの前にくる動詞が自動詞か他動詞かによって、動詞との間に何を置くか、それとも置かないのかが決まってきます。
以上のことを踏まえて
1,4. 英訳してみました♪
「僕らはいつも、つまらぬことで互いに喧嘩ばかりしている」
We always quarrel with each other
about small things. (客観的)
We are always quarreling with each other
about silly things. (感情的)
2. キュウリを食べていたら、急に妹に肩をなぐられた。
2,1 Whenの位置を意識してみよう
2つめの問題に取りかかります。
あ!「キュウリ」はcucumberです
でですね、「食べていた」の時制は過去進行形、「肩をなぐられた」は過去形にすればいいという所まではイケるとおもうんです。問題はここからです。「食べたていた」という文と「肩をなぐられた」という文の2つをつなぐ時、どっちにwhenをつけるかです。
そして、when節は文頭にするのかどうか。ふつうに考えたら問題文の日本語は「キュウリを食べているとき、急に肩をなぐられた」と解釈できるので、「キュウリを食べていたら」の部分をwhen節にしますよね。こんな感じに。
When I was eating a cucumber,
my sister struck me on the shoulder.
これでも間違いではないんですが、英語の玄人たちや読み慣れている人からすると、こも語順ではぜんぜん面白くないんです。どうせなら引き込みたいじゃないですか、読者を!
2,2 相手を引き込むwhenの使い方
さきにほぼ答えになってしまいますが、ネイティヴの先生なんかに模範解答を書いてもらうと、だいたい次ような英文になります。
I was eating a cucumber(,)
when my sister struck me on the shoulder.
ちなみに、この文を日本語に訳すとき、後ろのwhen節から始めて「妹に肩をなぐられたとき、僕はキュウリを食べていた」とするのは間違いです。正しくは「キュウリを食べていたら、妹に肩をなぐられた」です。
1つ目の英文と2つ目の英文は何が違うのか。それは、2つ目の英文のほうが後半で"突発的に何かが起きた"という感じが出ることです。ネイティヴの読者なら、1つ目の英文でWhen+SV〜を見た時点で先にオチがわかってしまうんですよ。
2つ目の英文ではふつーにSVから始まってるんで、whenが出てくるまで、もう1つ文が続くなんて予想できないんです。意外性をつけるわけです。そして何より突発的なニュアンスが相手に伝わります。
2,3 突発性を表すwhenは条件がある
ただまあ、「じゃあぜんぶwhen節を後半にしたらいいじゃん」と思う人もいますが、突発性が出るwhenの使い方には条件があります。
前半の文の時制が"過去進行形"か"was (just) about to do 〜"でなければダメなんです。なので、ちょっとまとめます。こんな感じで覚えておいてください。
S1 + was doing 〜(,) when S2 + V(過去形) ...
S1が〜していたら、S2が...した。
S1 + was about to do 〜(,) when S2 + V(過去形) ...
S1が〜しようとしたら、S2が...した。
例文を出すと、
Shizuka was just about to take a bath,
when Nobita suddenly came into
the bathroom.
「しずかちゃんがお風呂に入ろうとしたら、
のび太が突然風呂に侵入してきた。」
のび太さんのエッチ〜(>0<)=0)хзх)
2,4 "殴る"は英語で何と言うか
のび太くんもよくやられますよねー(笑)strike「殴る」などの表現にも近いもの色々あって、「たたく」は tap、「ねらい打つ」なら hit、「愛情を込めてなでる」なら pat くらいがいいです。そして注意するのは語順です。strike one's shoulderとは言いません。
strike 人 on the shoulder がふつうです。
さてさて、以上を踏まえて、
2,5 英訳してみました♪
「キュウリを食べていたら、急に妹に肩をなぐられた。」
I was eating a cucumber,
when my sister suddenly struck on
the shoulder.
あなたはカッコよく英訳できましたか??
「もっとよく現在形や進行形を知りたい!」
という方のために記事を3つ紹介しますね♪
ΘWhat do you do?で「ご職業はなんですか?」
になる理由と現在形の真の意味との関係とは
Θ違いはなんだ?「考えている」は現在形か、
現在進行形か!進行形の持つ4つの意味とは
Θ動作動詞は進行形にできて状態動詞は
ダメってヒドイよ
→「じゃあ○○のときは特別に許そう!」
せっかくインプットしたなら今度はTwitterなどでアウトプットできるといいと思います。ぜひお試しあれ♪
ではでは!
最後まで読んで戴きありがとうございます。
たるお。 (TARUO) (@ONEs_ENGLISH) | Twitter
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