Θ過去形とは違う!「結果」の現在完了が使いこなせたら英語上級者なのだ
たるお です。こんにちは!
とうとう春がやってきて、
だんだんと暖かくなりそうですね♪
「春が来た」と英語で言うとき、
Spring has come.と学校で習った人も多いと思います。
「Spring came.ではダメなの!?」と思う人って結構いるんですよ。
ダメじゃないんですよ!ただ、ちょっとなぁーというのが正直なところです。「た」=過去形とは限らないことをもう一度改めて知ってほしいです。
というわけで、今日は結果の現在完了と過去形の違いをお伝えしようかと♪
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▼目次
1. 結果の現在完了はわかりにくい
現在完了形の意味には、継続・経験・完了・結果の4つがあることを前回の記事で触れました。その中で、4つの意味を区別するために、現在完了といっしょに使う副詞句などで分かるようにすると紹介しました。
Θ現在完了にひそむ罠!継続してたら完了しないし、完了してたら継続しないじゃん - ONE's ENGLISH DOJO
ただですね、結果を表す現在完了だけは、そういった副詞句を伴わないんですよ。そのせいか、ある程度まで現在完了という時制がわかってる人でも、結果の現在完了までは使いこなせていないことが多いんです。
そもそも結果っていう文法用語自体がわかりにくいんですよねぇ。よく文法書で例として出されているのはこんな英文です。
She has gone to Europe.
「彼女はヨーロッパへ行ってしまった」
Spring has come.
「春が来た」
この英文はおなじみですね♪
上の英文の”have gone to 〜”は熟語として覚えている人が多いとおもいます。have gone to 〜「〜へ行ってしまった」と、have been to 〜「〜へ行ったことがある」を区別するように教わっているんじゃないかな??
簡単カンタン♪
でも問題は2つ目の英文について。なぜ「春が来た」の「来た」は現在完了で表すんでしょうか。過去形じゃ間違いなんでしょうか。
2. 過去形と結果の現在完了の違いとは
現在完了はその名の通り、”現在”に意味の重点が置かれます。have+p.p.の基本の意味は「現在から過去を振り返る」だからです。つまり、現在完了時制で表されることは”現在もその状態が持続している”ということです。
Spring has come.と言っていれば、これを話している時点でも「まだ春だ」ということになります。まあ、冬の最中に「春が来たぞ!」なんで言う人はなかなかいないですよね♪笑
いっぽうで、Spring came.と英語で言うと、話しているときは「もう春じゃない」ということになります。英語の過去形は”今”という時点を含まないからです。
「”今”じゃないなら、いつなんだよ!」ということになるので、文脈で明らかにわかるとき以外、過去形の英文には「いつ?」に相当する語句が必要なんですよ。これが現在完了との区別に重要なところです。
「〜した」の時制
- 現在完了:今を含む
- 過去形:今を含まない
3. 過去形は「いつ?」に相当する語句を
文法書を読むと、
よくこんなことが書いてありませんか?
yesterday / 〜 ago / last 〜 / just now / when + S + 過去形 〜 といた語句は現在完了と一緒に使えず、過去形と一緒に使う
もちろん正しいわけですが、僕としては、逆にも考えられるんじゃないかと考えています。どういうことかというと、
過去形にするから、yesterday や 〜ago などの”「いつ?」に相当する語句”が必要
ということです。この話は”仮定法過去”と、ふつうの”過去形”を区別する意味でも大切になってきます。仮定法過去についての話はまた後日♪
4. さいごにまとめ
さて、いかがだったでしょうか?
「た」の英訳には過去形で書くべきときと、現在完了で書くべきときがあります。それは「今はしていない」か「今も続いている」かをしっかり文脈から考えましょう。
そして過去形をつかうなら「いつ?」に相当する語句を一緒に使いましょう♪
ではでは!
最後まで読んで戴きありがとうございます。
たるお。 (TARUO) (@ONEs_ENGLISH) | Twitter
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