ONE's ENGLISH DOJO

夢や目標を達成するチカラを鍛える道場

Θ徒歩5分ってウソじゃん!英語で時間がかかる「It takes+時間」と言うときに気をつけたいこと

 

たるお です。こんにちは!

 

今日は雨が降ってます。
ポツポツ、サラサラと。

 

これがもし、ザーザーになってしまったら、せっかくの満開の桜たちも全部散っちゃうんだろうなぁ(>_<)

 

この時期って花見に出かける人が多くて、人によっては有名な花見スポットに出掛けますよね。ぼくも行こうと思ってるんですけど、気になることがあるんです。

 

こういうスポットを探すときにiPhoneやMacで検索してみると、必ずどこ駅から徒歩何分とか書いてあります。食べログでラーメン屋を探すときにも絶対あります。

 

で、じっさいに行ってみると、
書いてある時間よりも時間がかかって、

 

うわぁ遠いなぁ、、、

 

と感じたり、
ぜんぜん時間もかからずに早く着いちゃって、

 

めっちゃ近いじゃん!!

 

と感じることがあると思うんです。

 

「僕がおかしいのかなぁ?」

 

と感じることもあるんですけど、あなたもそういう経験ってありませんか?一般論として言われていることが自分の場合と全然ちがうみたいな。

 

こういうところ、英語では敏感なんですよ。
なのでビンビンに感じちゃってください♡

 

一般論としての話なのか、それとも特定の個人の人の場合の話なのか。ということで、今日は下の2つの文章を英訳しながら、表現の違いを一緒にゲットしちゃいましょう♪

 

東京から大阪へはのぞみ号で約3時間かかる

東京から大阪へ僕なら車で5時間で行くだろう

 

SPONSERD LINK

 

 

▼目次

 

 

1. 一般論なのか特定の個人のことなのか

f:id:The-TARUO:20150405203047j:plain

 

今回の文章を見てみると、
一見おなじ内容の文に見えるんですよね。

 

ただ、2つには決定的な違いがあります。

 

1つ目は一般論のハナシなんですけど、
2つ目はアナタという人間にだけ当てはまる。

 

そういうハナシの違いです。

 

1つ目の文の場合は、誰が乗っても、のぞみ号なら約3時間で行くと言っています。これは技術が改良されたりダイヤが改正されるまでは半永久的に続きますよね。

 

こういう場合は現在形を使うんです。

 

現在形と聞くと、読んで字のごとく「現在のことを表す」と思っている人が多いです。もしかしたら、いま画面の向こうで読んでくれているあなたもそうかもしれません。そして今日からはこう覚えてください!"現在形は原則的には半永久的なことを表す"と。

ΘWhat do you do?で「ご職業はなんですか?」になる理由と現在形の真の意味との関係とは

 

ぎゃくに、2つ目の文のような特定の個人だけに当てはまることには、現在形を使わないんです。こういうときはwillを使います。willをただの未来形だとか「〜だろう」と考えていると、違いがわからないんです。

 

2・3人称のwillとbe going toの違い

2・3人称+will
あまり根拠はないけど自信満々な推量

2・3人称+be going to
状況から判断して起こる見込みが高いこと

 

この自信満々のニュアンスを日本語で表すなら、「〜だろう」「〜でしょう」では物足りないんですよね。「必ず〜するはずだ」「きっと〜するはずだ」「〜するに違いない」くらいが丁度いいと思います。

Θネイティヴならこう使い分ける!2・3人称が主語の場合もwillとbe going toは別物

 

で、上のようにこれまで解説してきたことがわかっていても、まだ使いこなすのが難しかったりするんですよ。

 

willについては最後にもう1つ個人の特定のことに使うという認識を持ってほしいなと思います。そしてこれが現在形との決定的な違いになります。ちょっと次の英文で比べてみましょ♪

 

This medicine is effective.

この薬は効きますよ

 

This medicine will make you feel better.

この薬を飲めば気分がよくなるはずです

 

どちらの英文も「薬が効く」ってことを言ってるんですけど、1つ目の英文は一般論として言ってるのに対して、2つ目の英文は目の前で気持ち悪そうにしている人に対して言ってるニュアンスが出ます。

 

目の前の人にだけのハナシなんです。

 

現在形とwillの違い

現在形
だれにでも成り立つこと
→ 普遍的なこと、一般論

will
特定の人にだけ成り立つこと
→ 個人の特定のこと

 

 

2. It takes+人+時間+ to doの注意点

f:id:The-TARUO:20150405204106j:plain

 

東京から大阪へはのぞみ号で約3時間かかる

東京から大阪へ君なら車で5時間で行くだろう

 

〜するには(人)は(時間)がかかる」という言いたい時は、It takes+人+時間+to do〜を使います。このとき人の部分は省略できると習った人も多いと思います。

 

じゃあどういうときに省略できんの?

 

これがポイントなんですけど、人を省略できるのは一般論のハナシをするときなんですよ。一般論のときにyouとは書きません。youには「一般に人」をあらわすことがあります。

 

もし、この構文でyouを書くと、「(他の誰でもない)アナタ」ということになってしまって、「一般に人」とは違ったニュアンスになっちゃいます。youを入れた状態で1つ目の文を英訳してみると、

 

東京から大阪へはのぞみ号で約3時間かかる

△ It takes you about three hours
to get to Osaka from Tokyo by Nozomi.

 

これではちょっとオシイんですよね。youは省略しましょう。takeを現在形で書き、youを省略することで一般論だと伝えることができるんです。どっちか1つでも欠けてしまうと、ぜんぜん別の内容になるんです。

 

youが省略されると一般論になるということは、人の部分が省略される形ではwillを使うことはあんまりないってことです。

 

will個人の特定のことをあらわすので。

 

じゃあ逆に、
2つ目の文を現在形で書いてみましょう。

 

東京から大阪へ君なら車で5時間で行くだろう

It takes you five hours to drive to Osaka
from Tokyo.

 

これは英文としてはオッケーなんですけど、ちょっと意味が変わってきます。「あなた」という人物の、いつも変わらない性格を言ってることになるんです。「あなた」という人の一般論を言っています。

 

あなたが車で東京から大阪に行くとき、いつも5時間かかるよね」というニュアンスになるんです。そうじゃなくて今回の場合は、「あなたが車で運転するなら」という条件で自信満々の推量をしているんですよね。

 

ちょっとまとめます。

 

「〜するには(時間)かかる」の注意点

It takes+時間+to do〜
→ 一般論ならyouを書かない

It takes+人+時間+to do〜
→ 特定の人の一般論

It will take+人+時間+to do〜
→ 特定の人がやればという条件

 

 

3. 英訳してみました♪

f:id:The-TARUO:20150405204811j:plain

 

東京から大阪へはのぞみ号で約3時間かかる

東京から大阪へ僕なら車で5時間で行くだろう

 

It takes about three hours
to get to Osaka from Tokyo by Nozomi.

It will take you five hours
to drive to Osaka from Tokyo.

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

 

 

今回は

 

 

 

まだ続きます(笑)

 

 

4. in+時間とfor+時間の違い

f:id:The-TARUO:20150405210136j:plain

 

今回の英訳なんですけど他にもあります♪

 

東京から大阪へはのぞみ号で約3時間かかる

東京から大阪へ僕なら車で5時間で行くだろう

 

You can get to Osaka from Tokyo
by Nozomi in about three hours.

You will be able to drive to Osaka
from Tokyo in five hours.

 

でですね、こういうふうに書いた場合、「〜間ってforじゃないの!?」って思う人もいるんですよ。「3時間で」とか「5時間で」と言うときにはinを使います。

 

forは「〜間」という意味で、プロセスに重点をおきます。「3時間ずーっとムフフな動画を見ていたんです」とか言うときに使います。

 

inは「〜(間)で」という意味で、結果に重点をおきます。「ムフフな動画を見ていたら、18秒で果てちゃったよ」とか言うときに使うんです。

 

じつはコレ、使い分けるときに裏技があります。日本語で考えて、「で」が付かない方が自然ならfor「で」が付く方が自然ならinで全然イケちゃいます♪

 

I've been studying English for two years.
僕は2年英語を勉強してます

I've learned English in two years.
僕は2年英語を身につけた

 

期間に関わるforとinの使い分け

for 〜〜間
→ プロセスに重点

in 〜〜(間)で
→ 結果に重点

 

 

さて、いかがだったでしょうか?

 

willと現在形は一般論かそうじゃないのかで使い分ける。意外と知らなかった人も多いんじゃないかなぁと思います。すでに使いこなせてる人は素晴らしいですね♪

 

これ、アウトプットの方法としては、自分が会社や学校へ行くとき、どのくらい時間がかかってるのかを想像してみてください。それを英語に変えて言うように練習してみるといいですよ(≧∇≦)

 

ぜひ、身近なことから英語にしてみましょ!

 

 

P.S.

 

ちなみに今回は、のぞみ号という乗り物での時間だったのでbyを使ったんですけど、「歩いて○○分」と言うときはon footを使うとうまく表現できますよ♪

 

ではでは!

 

 

最後まで読んで戴きありがとうございます。

 

最後に、今日の記事があなたの役に立ったら、ぜひ、下の「いいね!」や「ツイート」「はてぶ」ボタンを押して、あなたの友人にも今日の記事をシェアしていただけると嬉しいです♪

 

たるおの中身ってどんな人?人間なの?