Θ勘違いはヤバイ!7つの習慣を読んでも全然ダメダメな理由とは
たるお です。こんにちは!
最近よく見る光景があるんです。黒いスーツに身を包み、真剣な顔つきで何かをしている人たち。サラリーマンではありません。もっと若いです。
そう、就活生なんですよ。
リクルートスーツ姿の就活生って、髪型云々とか関係なく、一発でわかるときってありますよね?あの現象はなんなんでしょうか?
で、「就活って実際どうなの?」
という話は置いといて、その1つ上の学年は、来週から社会人になる人がたくさんいるんですよね。なんかあんまり実感ないなぁという人もいると思います。僕自身もそうでした。
で、僕の場合は入職が決まってから、「入るまでに読んで勉強しといてね」と人事の方からとある本を渡されました。『7つの習慣 成功には原則があった!』っていう本です。
世界中で1500万部以上を売り上げた自己啓発書の1つで、定番の1冊として有名らしいんですが、そのときは正直なハナシ、「7つって多くね!?めんどくさいな。覚えられないよぉ」という感じでした。内容もほとんど記憶に残らなかったんですよね(笑)
7つの習慣はホントに多くの成功者を輩出した自己啓発本なんですけど、読んでも読んでも全然上手くいかない人もたっくさんいます。で、 じつは7つの習慣を読んでも全然上手くいかない人たちには共通点があるんですよ。
ちょっと考えてみてください。
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▼目次
1. なんで7つの習慣は効果が出ないの?
7つの習慣は読みましたか?
もし読んだことがあれば、どこに感動したか考えてみてください。はたして成功しないほとんどの人はどこに感動してるんでしょうか。7つの習慣が大好きで、思うように成果が出てない人が共通して感動してるのはどこでしょうか。
読んだことがなければAmazonのレビューを見てみるのもいいかもしれませんね♪
結論からいきますがズバリ、
「Win-Winばっかり考えてる」からです。
誤解のないようにお話しますが、Win-Winという考え方自体はすばらしいです。そりゃあ「自分ひとり良ければいい!」じゃなくて、周りにも還元していって、良いスパイラルが生まれたら素敵だとおもいます。
ただ、現段階でじぶんの欲求が満たされてない人は、そのステージではまだ相手のWinを考えるべきじゃないんです。そのステージでは一生懸命じぶんのWinを手に入れるべきなんですよ。
2. 7つの習慣の本当の意味
7つの習慣の本の構成をよくみてください。
この本が教える7つの習慣は、大きく分けると
- 自分が成功する(私的成功)
- 周囲も成功する(公的成功)
- 自分も周囲もさらに成功する(最新再生)
という3つの段階に分けられます。
Win-Winを実現し、まわりと共存して公的成功を納めるのことができるは、自分のチカラを養って、私的成功をおさめたあとです。本に載っている図を見てみると、私的成功の上に公的成功が絶妙なバランスでのっかっていますよね。
そしてその間には「自立」とハッキリ書かれているのが見えると思います。7つの習慣を読んでも成功できない人が共通してズレてるのはここです。
ここが本質的に理解できていないから、もしくは耳が痛くてシカトしてるのかもしれませんが、1~5のステップをすっとばして、第6の習慣の相乗効果とかばっかり考えているんですよ。
私的成功よりも公的成功のほうが耳障りがいいですし、何よりもいい人になった気がしちゃうんですよね。でもそれっていうのは、7つの習慣で書かれてる内容とはちがうんです。
3. 7つの習慣を勘違いするとこうなる
こんなふうにせっかくの良書に出会っても、自分の感情に振り回されたり、価値観をガチガチに固めて守ってたら、な~んにも変化なんて起きません。これまでそういう人をゴマンと見てきました。
この本って企業の研究とかでも使われてるんですけど、いわゆる生産性の低いこと、不毛なこと、これらを黙々とやらせるために。。。つまり、ブラック企業が社員さんを奴隷化するために使われてることも多くて、めっちゃ怖いよね、と思ったわけです。
で、けっきょくその会社の会社員が何をやってるのかって言ったら、仕事の押し付けと上司への媚売りがうまいヤツが昇格してたり、お客さんに対してはうざったい押し売りセールスをドヤ顔でしてたりします。
「これはお客様にとって絶対に良い商品です!買いましょう!」みたいな。
じっさいに個人のビジネスマンでもいたんですけど、会うなりいきなり、「お互Win-Winの関係を築きましょう!」と言ってきて、その人はカフェに入るなりソッコーで、えんえん自分の商品がどれだけ素晴らしいのかプレゼンしてきました。
どれだけ良い商品か、どれだけ素晴らしいビジネスなのか、どれだけ素敵な人脈があるのか。一時間くらいでしょうか、さんざん話した後にようやく、「そういえば、たるおさんって何してらっしゃる方なんでしたっけ?」と聞いてきましたんですよ。
僕はサラッと答えたところ、「おー!そうですか!でしたらぜひ一緒にビジネスをやりましょう!」と言ってくる。
・・・・。
なんで?
見ての通りですが、どんな良い本を読んでも、これじゃあ無価値なんですよ。というよりも、真にかしこい人でなければその本に書かれてる情報の価値をちゃんと受け取れないということです。
だからAmazonレビューとかも、残念さ丸出しで恥ずかしいことを書いてる人いますよね。ああいう人が現れちゃうわけです。
あの人たちは、間違ってもじぶんが残念だとは思ってないですし、さらに言えば、「理解できるように書いてない著者はバカだ!」とか本気で思ってますからね。そりゃあ世の中おかしくなっていきますよ。
さっきの彼も考えてないわけじゃないんです。彼なりにWin-Winを追求した結果が、あの惨事なわけですからね。
4. まずは自分中心になる
これ、ちょっと考えればわかると思うんですけど、自分の欲望を満たす前、つまり私的成功を収めていない人なんて、ホントの意味で自分の利益ばっかり考えてしまいます。良い悪いではなくて、人間はそういうもんです。
さっきの彼も気付いていないだけで、けっきょくは「お金くれ!」って言ってるのと変わりませんからね。
たとえば合コンを企画してる人がいるとして、自分には結婚を考えてる最高の彼女がいたら、「こいつらに良い子を紹介してあげよう!」と本気で思うかもしれないですよね。
ただ、もしも彼が生まれて25年、1度も彼女ができていなくて、さらには一緒に行く2人の友達もずーっと彼女がいなくて、そしてさらに女の子が3人中2人が芸人さんのハリセンボンで、1人が綾瀬はるかだったら。
「お前ら好きな子にアタックしろよー!」って口では言うと思いますが、心の声がどうなってるか簡単に想像できますよね。それは友達の2人も同じです。ちょっと極端な例になりますが、イメージはできると思います。
もちろん、彼らの中に悪意がある人はいません。みんな当然の権利をもって、はるかちゃんにアタックするんでしょう。見方を変えれば、合コンは始まってしまえば戦争なのかもしれないです。お互いに全力を出して、女の子を奪い合うのが楽しいのかもしれません。
それはそれで、ひとつのカタチです。 ただ、ここで考えてほしいのは、そのカタチって、そもそもあなたの考えてるWin-WInになってるのかということです。
「いや!ぼくはゆずります!」という人だって、自分の欲望を殺してまで友達にゆずる必要はないですよね。そもそもチラッとでも悔しい気持ちになるなら、それはWin-Loseになっちゃいますし。だったらじゃんけんで決めればいいんですよ。
私的成功を達成していない人は、公的成功を達成することはできません。つまり、どんなに頑張ったとしても、そのステージでは口だけのWin-Winになるということです。もちろん、そういう人たちが集まっても相乗効果なんて発揮されません。
5. ただの群れになっちゃダメ
相乗効果が発揮されない集まりは、ただの群れです。草をたべてるシマウマが3頭減っても、その群れは困りません。ちょっと狙われる確立が上がるくらいです。母数を増やしてるだけで、機能してるとはいいません。
ですが、 チームを組んでシマウマを狩るライオンたちは、いきなり3頭減ったらこまります。狩りのシステムが機能しなくなるんです。これがチームってやつです。
まずは価値を提供できる自分になるべきなんです。そのあとで人と組んだり、仲間をつのるのは自由だと思います。チカラのある人には、チカラのある人が集まってくれるかもしれません。
でも、そうじゃない人が何百人集まっても、それはただ現状肯定しつづけるだけの群れでしかなく、ざんねんながらその群れ自体には社会的な価値はまったくないんです。そこから吸い上げてる人たちだけは潤いますけどね。
お互いが機能して、相乗効果を生むためには、少なくとも掛け算の値が、1以上でないとダメです。あなたが2でも、あいてが0,5なら=1。効果はマイナスになります。じゃあ1ってどういう定義なのかと言うと、一人前かってことです。
つまり自立です。 ビジネスマンであれば、自分のビジネス活動だけで自分を養うことが出来てるということです。それではじめて一人前であり、自立してると言えるんです。
6. さいごにまとめ
さて、いかがだったでしょうか?
7つの習慣で言っているのは、まずは自分が自立することが大切だということ。誰かに頼りきりになるのではなく、自分1人でも強い人間。そういう人間同士であれば組んだ時に強くなるよねという話なんです。
「仕事がつまらなくてヤル気がでない」とか、「親のしつけが悪かったから早起きできない」とか、自分の上手くいかない原因を他人に求めてしまう状態は、自分の人生の主人公を他人にしてしまっているんです。
他人に依存することをやめて、自分中心に物事を考えるべきなんですよ。ただ、自分中心に生きるということは、自分のすべての行動の責任を引き受けるということです。
まずは自分を成長させていきましょう。自分の幸せを求めていきましょう。自己中に生きたっていいんですよ。むしろそうする方が相手のためにもつながってきますよ♪
P.S.
必要なのは群れるだけの仲良しではなく、
まずはプロとしての、
- 自己研鑽
- スキルアップ
- 成長
- 進化
ですよね。 という当たり前のハナシでした。
ではでは!
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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