ONE's ENGLISH DOJO

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Θ深まる闇!現在完了進行形と現在完了と過去進行形がそっくりすぎたので紐解いてみた

 

たるお です。こんにちは!

 

最近どんどんあったかくなってきて、お出かけするのも楽しい季節になってきたんじゃないでしょうか。僕も先日遠出してきまして、ちょっとした初体験をたくさんしてきました。

 

初体験っていい響きですよね 笑

 

いまでこそ、よく出かけるようになりましたが、すこし前までは、外に出かけるのですら本当にめんどくさくて、休日は毎日ゴロゴロしていました。

 

だって、犬のようにひたすら働いて疲れてしまって、とてもじゃないですが遊ぶ気になんてなれなかったんですよ(泣)

 

今日はそのことを英語で表現してみますね♪

 

「一日中、犬のようにひたすら働いていたので、今夜は外出したくない」

 

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▼目次

 

 

1. ひたすら働いていたの時制は?

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「ひたすら働いていた」の時制は決められるでしょうか。「〜していた」という日本語だけを見て過去進行形だとおもっていませんか。また、「一日中〜していた」という日本語から”継続”の現在完了とも思えるかもですね♪

 

結論から言うと、どっちも不正解です!

 

この場合は現在完了進行形を使います現在完了進行形という文法用語を知っていても、実際どんなときに使うのか把握してる人って少ないんですよね♪

 

漠然と理解してる人は、字を読んでそのまま、現在まで進行中である事柄が現在完了進行形で表されると思っていませんか。それは”継続”を表す現在完了と何が違うんでしょうか。

 

 

2. 状態動詞・動作動詞と現在完了・現在完了進行形との関係とは

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”継続”を表す現在完了形と現在完了進行形の違いは2つあります。

 

1つ目の違いは、ふつうの現在完了形は状態動詞も動作動詞も両方つかってオッケーなのですが、現在完了進行形は動作動詞しか使えないことです。状態動詞は進行形にできないのが原則だからです。

Θ動作動詞は進行形にできて状態動詞はダメってヒドイよ→「じゃあ○○のときは特別に許そう!」 - ONE's ENGLISH DOJO

 

We have known each other since we were in high school.

× We have been knowing each other since we were in high school.

「僕らは高校以来の知り合いです」

 

knowは「〜を知っている」という状態動詞なので、現在完了形で使うことができても現在完了進行形では使えないんですよ。

 

つまり、 現在完了進行形で使う動詞は原則的に動作動詞だけというわけです。

 

 

3. じゃあ動作動詞の場合の違いは?

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では、動作動詞を使う場合の現在完了と現在完了進行形はどう違うんでしょうか。それが2つめの違いです。

 

動作動詞を現在完了で使った場合、原則は”完了”か”結果”の意味になります。そして”完了したこと”や”結果”に重点が置かれるんですよ。いっぽうで、現在完了進行形は”行為そのもの”や”プロセス”に重点を置きます。

 

  • それまで何をしていたのか
  • それまではどういう状態だったのか

 

ということを強調するんですよ♪

 

I've done my homework. Now I can go out.

「宿題終わったよ。これで遊びに行ける」

 

I've been doing my homework, so I'm really tired.

「ずっと宿題をしてたんです。だからヘトヘト」

 

2つの英文の中で確認したいのが、do my homeworkは「宿題をする」という動作動詞であるということ。なので、1つ目の英文のように現在完了で表現した場合は完了したこと、「宿題は終わった」ことに重点が置かれます。

 

宿題が終わったから「遊びに出かけられる」と言っているんですよ。

 

いっぽうで、2つ目の英文では、後半に「だからとても疲れている」とあります。なんで疲れてるんでしょうか。それは、それまでずーっと宿題をやっていたからなんですよね♪

 

2つ目の英文では「宿題をやっていた」という”行為そのもの”または”それまでのプロセス”に重点が置かれているんです。

 

つまり、2つの英文からもわかるとおり、ふつうの現在完了にするか現在完了形進行形にするかの判断は、後ろに続く文脈によるところが大きいです。

 

あとの文との兼ね合いを考えて、”完了したこと”を言いたいのか、”それまで何をしていたか”を言いたいか判断しましょう。

 

 

4. 「働いていた」の時制を文脈で判断しよう

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では、最初に戻るとどうでしょうか。

 

I've worked like a dog all day.
完了に重点 ×

I've been working like a dog all day.
行為に重点

 

workは動作動詞なので、ふつうの現在完了では「仕事が終わった」という意味になりかねません。この場合も後ろに続く「今夜は外出したくない」に注目して、なんで外出したくないのか考えましょう。

 

理由は「一日中、働いてて疲れた」からでしょう。ということは、今回は「働いていた」という行為そのものに重点が置かれるわけです♪

 

 

5. 過去進行形は要注意です

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そういえば、「働いていた」を次のように過去進行形だと思った人はいませんか?

 

× I was working like a dog all day.

 

これはダメです!過去進行形は”期間を表す語句”(all day)と使えないからです。これは現在進行形の場合も同じです。このことはなかなか強調されて説明されないことが多いので、はっきり意識できると素晴らしいですね♪

 

 

6. 英訳してみました♪

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「一日中、犬のようにひたすら働いていたので、今夜は外出したくない」

I've been working like a dog all day, so I don't feel like going out tonight.

 

今日は難しかったので、ちょっとまとめます♪

 

have done
done状態動詞 or 動作動詞

have been doing
doは原則、動作動詞のみ

 

have done(動作動詞のとき) 
→「完了したこと」「結果」に重点

have been doing(動作動詞のみ)
→「行為そのもの」「プロセス」に重点

 

現在進行形”or”過去進行形
「期間を表す語句」とは使えない

 

 

いかがでしたでしょうか??

 

相手に正しく伝えることを考えると、これまで習った文法事項にも意味があるんですよね。しっかりマスターできると、あなたも上級者の仲間入りですよ♪

 

ただし、細かいことを気にし過ぎるよりは、まず使ってみることが大切です。失敗したっていいですからね^ ^

 

ではでは!

 

 

最後まで読んで戴きありがとうございます。

たるお。 (TARUO) (@ONEs_ENGLISH) | Twitter

 

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