Θ時制の一致について超カンタンに解説するよ!例外は3つだけじゃないよって話
たるお です。こんにちは!
今日は早速イっちゃいます♪
早いことはイイことだ!!!
・・・
・・・
・・・さ、さて(大汗)
自分だったり、他の誰かだったり、主語の発言や考えを人に伝える時って、よくthat節を使って英文を作りますよね?
I think that SVとか
He said that SVとか
内容を詳しく説明するためにthat節を使うことって多いと思うんです。で、このときに盲点になりやすいのが時制の一致ってやつなんですよ。時制の一致って特に日本人の盲点になりやすいんですよね。
今日はこの時制の一致について解説します。
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▼目次
1. 時制の一致ってナンデスカ?
ちょっと例文を用意しました♪
Jun said that Tomomi loved Taruo.
純は、智美がたるおのことを好きだと言った
この英文を見てみると、あるときに純がTomomi loves Taruo.と呟いたってことなんですよね。そのときの出来事を後から思い返して、Jun saidと過去形で始めると、続きの内容もTomomi loved Taruoと過去形になるんです。
これを時制の一致といいます。
主節の動詞が過去なら、従属節の動詞も過去になるってことです。理屈は簡単なことなんです。ただ、日本語とは大きく違うので悩みやすいんですよ。
ちなみに、主節と従属節について少し。
Jun said that Tomomi loved Taruo.
主節 接続詞 従属節
節とは文のことを言います。主語と動詞があるやつです。で、文の骨格になる大きな文を主節、その部品になる小さな文を従属節というんです。文と文をつなぐには接続詞が必要になります♪
ハナシを戻します!
さっきの英文の日本語訳を見てみると、「智美がたるおのことを好きだと言った」と、発言した内容に現在をあらわす形が使われてます。まずはこの日本語のクセから解放されることが大切です♪
たとえば、冷蔵庫から取り出した明治ブルガリアヨーグルトに、1年前の日付が書いてあったらどうします?捨てるじゃないですか。容器が1年前なら、中身のヨーグルトも1年前のものですよね。時制の一致はコレとおんなじ。
Jun said that Tomomi loved Taruo.
この英文では、容器がJun said。容器が過去になってますよね。だから中身(純の発言の内容)も過去と考えていきます。これが時制の一致です。
2. 時制の一致は2パターンある
時制の一致にはもうひとつパターンがあります。それは従属節(that以下)の英文の内容が、主節よりも時間的に前におきている場合です。ちょっと例文を見てみましょう♪
I heard that Nancy had had another baby.
ナンシーがもう1人子供を産んだって聞いたよ
Nancy had another baby.というのは、じっさいに話を聞いたときよりも前に起こっていたんですよね。その時間の関係をハッキリさせたいときに、従属節にhad+p.p.を使って大過去をあらわすんです。had+p.p.についてもチョロっと復習しておきましょう♪
had+p.p.は2つあって、
大過去
過去よりも前の過去を表す
(単なる過去形でもいい)過去完了
過去のある時点までの
経験・継続・結果・完了を表す
Θやったー!!過去完了と大過去の違いを知ったらネイティヴが笑顔になった
ただ、この大過去を使うのは、時間の関係をハッキリさせようと意識するときに使えばいいんです。このルールはそんなに厳しく守られてはいないんですよ。いちいち大過去にしなくても、常識レベルで時間の前後関係は伝わります。
TARUO lost the ring I gave him.
指輪をあげたことが指輪をなくしたことより時間的に先だというのは常識でわかるんですよ。人には常識というものがあるんで、そんなに厳しくどっちが先かと気にする必要はないんです。 大過去は過去形でもいいんです。
「どっちが時間的に先なんだ!?」と意識しすぎると、変な間違えをすることが多くなっちゃうんですよ。ホントに。
× I had given him a ring and TARUO lost it.
○ I gave him a ring and TARUO lost it.前半のhad givenは間違いで、gaveにするのが正しいんですよ。つまり、出来事を起こった順番どおり説明するなら、すべて過去形でいいということです。
大過去を使うのは、時間的に後に起きたことが前に来て、時間的に先に起きたことが後ろにくる場合だけなんですよね。
Θねぇ知ってる?過去よりも過去!大過去はhad+p.p.とは限らないんだって
3. 助動詞の時制の一致には注意
これは従属節に助動詞を使う場合も同じです。
I think that it will rain.
雨が降ると思う
I thought that it would rain.
雨が降ると思った
willやmayやcanは、そのまま遠い形(過去形)のwould、might、couldとすればオッケーです。「じゃあmustやshouldはどうなるの?」ってハナシなんですが、この助動詞はそのまんまで大丈夫なんです。
遠い形がないので仕方ない。
「ないものはしょうがねぇよ」ってことです♪
あっ、used toやought toもそのまま使っちゃってくださいね♪
4. 時制の一致には例外がある
時制の一致には例外がいくつかあります。よく受験用の問題集なんかに出てるのは次の3つが多いです。1つめは従属節が不変の真理をあらわすとき。2つめは従属節が歴史的事件をあらわすとき。3つめは従属節に仮定法を使うときです。
不変の真理 → 現在形のまま
We were taught that
the earth goes around the sun.
地球が太陽の周りを回ると教わった
歴史的事件 → 過去形のまま
We were taught that
the French Revolutions broke out in 1789.
フランス革命は1789年起きたと教わった
仮定法 → その仮定法のまま
I said I would scream, if you kissed me.
私にキスしたら大声を出すと言った
で、この3つ以外にも時制の一致が起こらないケースがあるんですよ。じつは、時制の一致のルールをワザと破ることで、話し手は内容が「今でも成り立っている」と意識させることができるんです。
He said his Dad plays tennis every Sunday.
彼は父が毎週日曜日にテニスをするって言った
「彼の父は毎週日曜日にテニス、、、そういえば今もやってるよ、あの人は」という意識を加えたかったので、従属節の動詞を現在形にしてるんです。
He said his Dad will play tennis on April 1st.
彼は父が4月1日にテニスをすると言った
さて問題です。上の英文は何日に言われたことだと思いますか?
正解は「4月1日より前」です。4月1日より前だからこそ、「まだこれから先のことだよな」と意識してwillをそのままにする。
僕ら日本人は「細かいことだなぁ」「兄弟の兄か弟かも気にしないくせに」とか思っちゃうんですが、ネイティブはその違いに必ず気がつきます。ここまで使いこなせたらネイティブはびっくりしちゃいますけどね♪
5. さいごにまとめ+α
さて、いかがだったでしょうか?
「時制の一致なんてメンドクサイ」と大学受験のときに思った人も多いですし、逆になんとなく覚えてただけって人も多いとおもいます。ただ、 物事には必ず理由や意図ってものがあるんですよね。
日頃から「なぜ?」と疑問をもつ習慣を身につけておくと、知識や視野もどんどん広がっていきますぞ!
無限の彼方へ、さぁ行くぞ♪
P.S.
そういえば、英語ではなぜ兄と弟を区別しないのかには諸説あるんですけど、イギリスやアメリカでは日本のように年齢が上か下かを厳しく見る文化がないんです。もちろん年上には敬意を払いますけどね♪
これはじっさいに彼らの生活を見るとよくわかります。親しい間柄なら、18歳くらい青年が、50歳くらいのオッちゃんを「ジョン」だの「ロバート」と呼び捨てにするんです。下手したら父ちゃんより年上なのに。
日本ならブッ飛ばされますよねw
ではでは!
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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