Θ助動詞の過去形は過去を表さない!9つの助動詞と完了形の組み合わせ
たるお です。こんにちは!
ちょっとよく考えて欲しいことがあるんです。
もしも、もしもですけど、
もしも、街中で自分のタイプやフェチを全て兼ね揃えた完璧な人を見かけてしまったら、アナタならどうしますか?何をしますか?
そんなときには「一緒にスーシンチュウを探してもらえませんか?」とか「パ○ツ見せてもらえませんか?」とか言って紳士的に話しかけますよね?
ここで声をかけなかったら一生後悔するかもしれないじゃないですか。もう会えないかもしれないんですよ。
ドラゴンレーダーの女の子バージョンでも発明されて7人の美女を探し出せるんなら話は別なんですけどね。もちろんですが、7人揃ったときの呪文は
「いでよ、お○ぱい!」
(旧式では、出でよドラゴン)
です!
たぶん僕の股間からドラゴンが現れます♪
こんな感じでハッキリ欲望のままに発言すると後悔するわけですが、何もしない後悔よりはマシじゃないですか。
ああ、言っとけばよかった。。。みたいな。
もしかしたらドラゴンを出現させても
「あらステキ!!!もっとよく見せて!」
と、ノリノリになってくれたかもしれません。
・・・見てみますか??
でですね、「〜かもしれない」という推量を英語で言うときにはmayを使うんですけど、じゃあ「〜かもしれなかった」と過去の推量を言うときにはどうするのか。
mayをmightに変えるだけ
は違いますよ!
これについてはΘmightはmayの過去形じゃない!might as wellとmay as wellも違いがない理由の中で詳しく説明していますが、mightはmayよりも可能性が低いだけ。
じゃあ「〜かもしれなかった」という過去の推量をどうやって表すのか、という話を今日はしていきますねん♪
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▼目次
- 1. 助動詞の過去形は誤解だらけ
- 2. 助動詞 have+p.p.が過去を表す
- 3. 過去を推量するもの
- 4. 過去を後悔するもの
- 4-1. should have+p.p.
- 4-2. shouldn't have+p.p.
- 4-3. ought to have+p.p.
- 4-4. ought not to have+p.p.
- 4-5. need not have+p.p.
- 5. さいごにまとめ
1. 助動詞の過去形は誤解だらけ
mghtとかcouldとかwouldとかshouldとかって助動詞の過去形って呼ばれてるじゃないですか。それぞれmay、can、will、shallが現在形の形で、過去形に変えたものが上の4つだって。
これ、やめたほうがいいです。
というのも、過去形という名前がついているので、過去のことをあらわすと思ってる人がすんごく多いんです。
「え!?違うの?」
と思った人もいると思うんですけど、違うんです。助動詞は過去形だからといっても、時間的な過去をあらわすとは限らないんですよ。
前に書いたΘ丁寧で紳士的!Could you〜?とCan you〜?の違いをハッキリさせようぞの中の言葉を使って解説すると、
世の中でいう過去形っていうは、もちろん過去のことも表すんですけど、いろんな意味で遠さを表現したい場合に使えるんですよね。そこでまとめて遠い形と呼んでいるわけです。
遠い形の3つの意味
時間的に遠い → 過去形
現実から遠い → 仮定法
人間関係が遠い → 丁寧表現
なので、今日からは過去形ではなく遠い形と考えるようにしてください!それに助動詞で時間的な過去をあらわす方法は別にあるんですよ♪
助動詞の過去形の誤解まとめ
- 助動詞には過去形があると習う
- ただし時間的な過去を表さない
- もちろん例外もある
- 遠い形と考えるようにしよう
2. 助動詞 have+p.p.が過去を表す
つぎの英文を比べてみてください!
Something may happen to him.
何かが彼に起こるかもしれない
Something may have happened to him.
何かが彼に起こったかもしれない
2つの英文を比べたとき、mayは単に「かもしれない」と言ってるのにたいして、may haveは「したかもしれない」となってますよね。
have+p.p.の基本の意味は現在から過去を振り返るというもの。そして助動詞にhave+p.p.を付けることで、現在から過去を振り返るという意味から2つのことを表せるんです。
1つは過去を推量する表現。以前に起こったことを想像してて、推量しているのは今なんですけど、推量している内容は過去のこと。
もう1つは過去を後悔する表現。これも以前に起きたことを想像してて、後悔しているのは今なんですけど、後悔している内容は過去のことというわけです。
助動詞で過去を表す場合まとめ
- 助動詞+have+p.p.の形にする
- 2つのことを表せる
- 過去を推量する表現
- 過去を後悔する表現
3. 過去を推量するもの
3-1. may have+p.p.
3-2. might have+p.p.
この2つは同じようなものだと思ってください。可能性の違いです。mayのときが50%でmightのときが20%〜30%の推量というのは過去になっても同じです。
日本語でいうとmay have+p.p.は「〜したかもしれない」、might have+p.p.は「ひょっとしたら〜したかもしれない」という意味になります♪
Something may have happened to him.
何かが彼に起きたかもしれない
Something might have happened to him.
ひょっとしたら何かが彼に起きたかもしれない
3-3. can't have+p.p.
日本語でいうとcan't have+p.p.は「〜したはずがない」という意味になります。推量をあらわすmustの反対の言葉というのもポイントですよん♪
He can't have been there yesterday.
彼が昨日そこに居たはずがない
3-4. must have+p.p.
日本語でいうとmust have+p.p.は「〜したにちがいない」という意味になります。過去のことについて確信しているときに使いますよ♪
She must have told me a lie last .
彼女は僕にウソを言ったにちがいない
4. 過去を後悔するもの
4-1. should have+p.p.
日本語でいうとshoud have+p.p.は「〜すべきだった(のに)」という意味になります。過去にできなかったことへの後悔をあらわすんですよん♪
I should have studied harder.
もっと一生懸命勉強すべきだった(のに)
4-2. shouldn't have+p.p.
日本語でいうとshouldn't have+p.p.は「〜すべきではなかった(のに)」という意味になります。should have+p.p.とは反対に、過去にしてしまったことへの後悔をあらわすんですよ♪
You shouldn't have said such a thing.
そんなことを言うべきではなかった(のに)
4-3. ought to have+p.p.
ought to have+p.p.はshould have+p.p.の「〜すべきだった(のに)」とほぼ同じだと思ってください。
じつはought toはアメリカ英語ではあんまり使われないんですけど、shouldと比べると客観的な言い方に聞こえるんです。逆にshouldは話し手の考えのように聞こえます♪
He ought to have gone there.
彼はそこへ行くべきだった(のに)
4-4. ought not to have+p.p.
ought not to have+p.p.はshould not have+p.p.とほぼ同じで「〜すべきではなかった(のに)」という意味です。ought toとshouldの違いについてはさっきの通りです♪
You ought not to have apologized.
あなたは謝るべきではなかった(のに)
4-5. need not have+p.p.
need not have+p.p.の意味は「〜する必要はなかった(のに)」という意味です。すでにしたことに対して、それをする必要はなかったってことです♪
He need not have quit his job.
彼が仕事を辞める必要はなかった(のに)
ちょっと注意が必要なのがdidn't need to doとの違いについてなんですけど、
He didn't need to quit his job.
彼は仕事を辞める必要はなかった
こっちは実際に辞めたかどうかはわからなくて、ただ過去のことについて必要だったかどうかを話してるだけなんですよ♪
5. さいごにまとめ
さて、いかがだったでしょうか?
助動詞には過去形と呼ばれる形がありますが、それは必ずしも時間的な過去を表さないということです。時間的な過去をあらわすんなら助動詞+have+p.p.を使うようにしましょう。
助動詞+have+p.p.であらわすことのできる2つの表現、過去を推量する表現や過去を後悔する表現は会話でもよく使うのでマスターしておくと便利ですよ♪
助動詞の過去の表し方まとめ
過去を推量する
- may have+p.p.
〜したかもしれない - might have+p.p.
ひょっとしたら〜したかもしれない - can't have+p.p.
〜したはずがない - must have+p.p.
〜したにちがいない
過去を後悔する
- should have+p.p.
〜すべきだった(のに) - shouldn't have+p.p.
〜すべきではなかった(のに) - ought to have+p.p.
〜すべきだった(のに) - ought not to have+p.p.
〜すべきではなかった(のに) - need not have+p.p.
〜する必要はなかった(のに)
今日はオワリッす!
おつかれさまでした♪
P.S.
どうせ後悔するならやりきって後悔することが大切です。ウジウジして何もせずに後から後悔するんなら、1度失敗してみて次につなげる方が人としても成長するんですよ!
「もしもフラれたら嫌われるかも」
「もしも失敗したら怒られるかも」
「もしも・・・ 」
みたいな事ばっかり言ってないで、
迷ったらゴー!!!ですよ♪
ではでは!
最後まで読んで戴きありがとうございます。
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